是正勧告を受けたのは、東京メトロ日比谷線の設備の保守管理を行う職場の勤務についてです。
東京メトロによりますと、この職場の朝8時半から翌朝の8時半までの勤務では、合わせて8時間50分を休憩や睡眠のための時間としていますが、そのほとんどについて労働基準監督署から、労働から離れることが保障されているとは認められず労働時間にあたり、割増賃金の支払いなどを行うよう是正勧告を受けたということです。
会社が職場のおよそ30人の勤務実態を調べたところ、毎月7回あるこの勤務で1か月当たり平均で2.3回、休憩や睡眠の時間に設備の故障などの対応を行っていたということです。
対応した場合、会社は代わりの休憩時間を設けるか、手当の支払いなどを行っているということですが、このところ駅構内の防犯カメラの増加や通信機器の老朽化にともない、対応が必要になるケースが増えているとしています。
会社は同じ勤務を行うおよそ1800人に対し、3年間さかのぼり最大で合わせて86億円の割増賃金を支払うほか、今後は休憩時間をずらすなどの対応を行うということです。
東京メトロは、「再発防止に取り組み、社員の働き方の改善に努めます」などとしています。
東京メトロに労基署から是正勧告 約1800人に最大86億円支払い
時間: 08/08/2024 ソース: 匿名 数字をクリック: 1629
推奨
- 山東任城:運河夜間スクール 若者の潮流ナイトライフ
- 山形 災害対応で亡くなった警察官 最後の交信“住民の安全を”
- 顧客情報を漏えい NTT西日本子会社 元派遣社員に有罪判決 岡山
- アレフなど3教団“危険性あり”観察処分の更新決定 公安審査委
- 広島 福山 有害物質の六価クロム槽に落ちた猫の死骸見つかる
- “強制接種進む”など パンデミック条約に関する誤情報が拡散
- 生徒にわいせつ行為 中学校元教諭 懲役3年の判決 さいたま地裁
- 戸籍広域交付制度 初日 アクセス集中で証明書発行しづらい状況
- 子育て中の就職応援“マザーズハローワーク”が移転しオープン
- 北陸新幹線 金沢~敦賀の開業迫る 宿泊施設が直面する問題とは